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The 42 Of Spaghetti

メモを交えて所有物を淡々と記録するログ

眼鏡店を選ぶ際に留意したこと

2ヶ月前に行った右目の白内障手術、術後経過はとても良く、0.01以下の視力が0.6になるというのはとても素晴らしいです。
ただ、もともとの乱視と、老眼になったため、眼鏡を新調する必要があります。

視力は姿勢ばかりでなく頭痛やめまいなどQOLに直結しやすいので、眼鏡屋はけっこうきちんと選ぼうと考えたことを纏めておきます。結論としては、眼鏡屋と眼科の視力矯正に対しての考えは異なる可能性があるので、両眼視検査はしたほうが良い/それに対応した眼科や眼鏡店を探したほうが良さそう、ということです。

※断定的な話が多いので、とくに個人的な断定では「要出典」という注釈をつけています。
※※まとめるのが面倒なのでダラダラと書いています。

両眼視検査/眼位検査は日本では余りやらない

「両眼視検査」というは、凄くざっくりといえば、人は普段両眼を使ってモノを見ているのだから、その状態で「どう見えてるのか」「どこをどう矯正したら良いのか」を測るための検査です。

眼科や眼鏡屋でまず受ける視力測定だと、気球を覗く機械(客観的に近視、遠視、乱視の度数を測る奴)のあと、片目ずつCの切れ目のマーク(ランドルト環と言います)をみて調整していく検査で終わり、ということが結構多いと思います。これだと片目ごとの調整なので、実際それで眼鏡を買うと、両眼で見た場合の都合があまり考慮されておらず、疲れの原因になったりもするそうです。

これは例えば下記のサイトに詳しく記載されています
一般視機能検査・メガネ製作|視覚行動研究所

たしかに僕も自分の利き目も知らないし、眼科でもけっこう利き目検査とか両眼視検査はしないよなと思い、一度両眼視を重視して作ってみました。

自分で利き目を知る簡単な方法

少し遠く(2,3m程度でよい)の何か目印になるようなもの(例えば壁掛け時計など)を両目で見たまま、両手で輪っかを作って囲います。
焦点は遠くの目印に合ったままなので、この写真ように見えるはずです。
f:id:takafuu:20150613212811j:plain:w300


この状態で片目をつぶっていきます。
どちらかの目で見ていた時に、輪っかから目印がなくならないと思います。そちらの目が利き目です。
ちなみに僕は左目が利き目でした。左は手術していない方ですが、その代わり矯正しても視力が殆ど上がらないという目です。

普段はこの利き目を中心に使っているようなので、細かいものをみるのではない限り、この利き目の視力にある程度合わせる、ということもありなようです。利き目が左で、左右の矯正視力が0.7/1.2だった場合、0.7/0.9にするみたいな感じです。

どうして両眼視検査はあまり行われないのか

ちなみに両眼視が普及しない理由としては設備が高いとか時間がかかるとか医学的根拠が希薄などなど諸説ありますが、ひとつ言える事実は、保険の点数が安いのです。

結構時間と設備費がかかる割に48点。たったの480円なのです(このサイトで調べられます)。これでは元が取れないのでやる気になれないと。そういうのはありそうな話です。

視能訓練士は少ない

一方で、目の検査は視力も含めそれ自体で、”視能訓練士”という、独立した国家資格となっています。

www.jaco.or.jp

wikipediaから業務を引用すると

視能訓練士法に基づき、医師の指示の下に、両眼視機能に障害のある者に対するその両眼視機能の回復のための矯正訓練及びこれに必要な検査、および(人体に影響を及ぼす程度が高い検査として厚生労働省令で定めるものを除く)眼科に係る検査(視力、視野、屈折、調節、色覚、光覚、眼圧、眼位、眼球運動、瞳孔、涙液などの検査、超音波、電気生理学、写真の撮影検査など)を行う。(視能訓練士法第17条)

となっています。
ざっくりと解釈すると、生活において目と付き合うための専門家みたいなものと考えられます。単なる検査員ではありません。

ただ、この人達はそんなに多くなく、平成22年度で約8,100人。このとき、看護師は約1,252,000人、入れ歯などを作る歯科技工士が約35,000人といるので、とても少ないのです。たぶん人は入れ歯や被せと同じ程度には視力矯正にもお世話になっている気がしますが、こんなに少ないのですね*1

この少なさは視能訓練士協会も気にしており、認知とともに今後の課題である、としているのですが、例えばこの視能訓練士のいる病院でも、両眼視検査を全くしないということもあります(僕はそうでした)。すれば良いというわけではないのでしょうけど、始めの検査の時くらいはひと通りやってみたいものです。病院、保険の点数、世間の認識、そういったものがうまく噛み合わない例なのでしょうか。

認定眼鏡士

一方、日本での眼鏡屋の立場は結構低いような気もしますが、本来はもっと高くても良いかなと思います。
眼科は病気を治すところで、視力矯正器具を扱うのは眼鏡屋なので、日常的な見え方を扱うのは眼鏡屋。掛け心地も含めて、眼鏡屋はもっともっと重要視されても良い場所だよなと思います。

ということで、「眼鏡を扱うある力を測る資格」として存在するのがこれ、認定眼鏡士です。公益社団法人、日本眼鏡技術者協会が認定する資格で、一般コースにはAAA、AA、A級、アカデミックコースにはSSS、SS、S級と、それぞれ等級があります。SSSは欧米への留学やオプトメトリストとして活動資格を得ないと取得できないようです。ちなみにオプトメトリストとは、欧米での「目の見え方の専門家」であり、4年制大学を経て専門の大学に入学をする高度な国家資格の専門職です。

日本では眼鏡の扱いはそこまで重くないのですが、こうした事情を鑑みて、認定眼鏡士のS級以上がいる眼鏡屋さんで作る、といった選択肢を考えてみても良いと思います。

www.megane-joa.or.jp

結論

  • 軽い近視などで矯正が楽なものはどこで作ってもあまり大差ないですが、フィッティングは期待できません。
  • 個人店でフィッティングを行ってもらうのと掛け心地は結構違うので、常用する人は個人店でそういった相談ができるところへ
  • 眼球が疲れる、次第に合わなくなるなどの場合は、斜位や両眼視検査を重視するめがね店で検眼してもらうとよさげ

余談:どこでメガネを買ったか

今回はここです。
この店舗の何処か。認定眼鏡士さんもどの店舗にもS以上の方がいらっしゃいます。
江戸川区メガネ屋|日本一元気で明るく親切なメガネ屋アイ&アイ

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